こんにちは。らむねです。
みなさんは、従業員貸付金制度というものがあるのをご存知ですか?
一般的な金融機関などからお金を借りるのではなく、
勤務している会社からお金を借りることができる制度なのですが、
最近では中小企業でもこの制度を取り扱っているとことが増えているそうです。
今回はこれに関連した、会社と社員のお金の問題のお話です。
欠勤もなく勤務態度も良好でまじめな社員が、会社からお金を借りている理由
二宮浩正さんは中小企業の経営者。
親の代から続く会社で、長く働いてくれている従業員も多くいます。
野沢涼さん(48歳)は今年で勤続12年目。
入社当時から遅刻や欠勤もなく勤務態度も良くまじめな社員です。
しかし、入社2年目で野沢さんは離婚をすることに。
奥さんへの慰謝料と引っ越し費用などでお金が必要だと相談され、
これ以上の理由は聞きませんでしたが、
従業員貸付金として、100万円融通しました。
返済は、給料からの天引きでと言う約束で、
毎月3万円の返済をしてもらっていましたが、
野沢さんはまじめな仕事ぶりを評価され、毎年昇給をしていました。
ボーナスの査定金額も悪くはなく、
天引き代を引いても毎月の生活には十分だと思われる給与が支払われていました。
更なる融資の申し入れ
しかし3年前に野沢さんから、追加で融資をお願いしたいとの申し出がありました。
2回目の融資だったので、二宮社長は副社長や専務と慎重に相談し、
本人とも何度も面談をしました。
その結果、申し出のあった200万円満額の融資を決定。
前回の100万円をきちんと返しおわっていたことと、当時45歳とまだ若く、
いままでの実績を考えても会社に必要な存在であると判断したからでした。
200万円の融資後も、野沢さんの勤務態度が変わることはありませんでした。
しかし、先日、野沢さんから二宮社長に思いもよらないあることが伝えられます。
(2018.08.10)